Intersezioni

Exclusively dedicated to the history of relations between Italy and Japan and the perception of Italy in Japanese society and culture, both past and present, these meetings are conducted in Japanese with a popular approach. They usually feature new publications presented by the author, in the form of debates or round tables, to closely follow scientific production and the formation of cultural images related to Italy.
宣教師「シドッチ」の顔ー江戸キリシタン屋敷までの足取りを追う

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宣教師「シドッチ」の顔ー江戸キリシタン屋敷までの足取りを追う

マリオ・トルチヴィア 著『ジョヴァンニ・バッティスタ・シドティ 使命に殉じた禁教下最後の宣教師』(教文館 2019年)の刊行を記念して

マリオ・トルチヴィア

2019年7月8日 17:30 - 19:00

Italian School of East Asian Studies

2014年、東京文京区の「切支丹屋敷跡」から出土した人骨はイタリア出身の宣教師「シドッチ」のものと判明、その人物像にあらためてスポットライトが当てられた。江戸時代中期の日本に潜入して捕らえられ、6代将軍の侍講新井白石から尋問を受けたジョヴァンニ・バッティスタ・シドティ(1667-1714)は、ヨーロッパの歴史・地理・風俗に関する情報やキリスト教の教義を伝えた。それらは白石の『西洋記聞』に納められたことでも知られている。

本書は、イタリアでの徹底的な調査を元に、新資料の発見も加えた初の伝記研究である。シドティの人となりや日本までの足取りを追い、彼の姓名や生没年月日をはじめ、教会での立場や肩書等についての様々な背景を紹介しながら、その全体像に迫る。

 

著者マリオ・トルチヴィア(Mario Torcivia)

1964年イタリア・シチリアのパレルモ生まれ。現在、パレルモ教区司祭であり、同じシチリアのカターニアにある聖パオロ神学院の霊的神学担当正教授。イタリア神学学会会員、イタリア典礼・聖人伝研究会会員、ローマの列聖調査申請者委員会委員、霊的神学フォーラム会員。ローマ教皇庁列聖省神学顧問(非常勤)も務める。